結婚して初めての愛犬は、夫に内緒で連れて帰ってきた子

結婚して初めての愛犬は、夫に内緒で連れて帰ってきた子

私とワンコたち。
今ではシュナ2頭、シュナプー1頭の3頭。多頭飼育という状態の我が家ですが…

結婚してわずか数ヶ月の時。
日中一人で家に居るのが寂しくて、夫の実家に遊びに行っては、実家のワンコと戯れる日々。

実家に行かないとワンコと遊べない、一人の時間が長くて寂しい。
そんな思いが、私にとんでもない行動を起こさせました。
決して真似はしないでくださいね…

犬が好きで好きで仕方がない

子供の頃からずっと実家に犬が居たんです。
父親が動物嫌いだったから、外に居た子ばかりだったけど、ワンコってとっても身近な存在だったの。

犬が居るのが当たり前の生活を送って来ました。

 

表題の通り、初めはとんでもないスタートだったけど、2004年にルナを室内犬として我が家に迎えてから早13年。
いつの間にやら4頭目のワンコが我が家に来てました。
長女ワンコは亡くなってしまったので、現状3ワンコですね。

 

その亡くなった長女ワンコ、ルナの事を今回は書いていきます。

私は犬派、夫は猫派

夫は元々は猫派。
私が犬飼いたい!と言っても無理ー。と、取り合ってくれなかった人です。

一緒にペットショップ見に行く事はあっても、猫がいいようで…

でも、私は猫ってあまり得意ではないの。
自分の家の中に猫がいる生活が想像できないし、猫よりもやっぱり犬が好き!

だから絶対に犬がいい。
そこが譲れなかったんですよねー。

抜け毛が多いイメージの猫は尚更NGで…

 

猫はいや。
犬と暮らしたい。と言う思いがどんどん募るわけです。

犬種をシュナに決めた理由

元々シュナが大好きで憧れていたから、必然といえばそうなんだけど
私が無茶な行動にでた理由は、ソルト&ペッパーだけど、全身ほぼ白いシュナをペットショップで見つけたのがきっかけ。

憧れのシュナだ!!
しかも色が白くて珍しくて可愛いすぎる♪

と、その子に一目惚れした事なんですよね。

 

今思うとホワイトではなく、銀色みたいな色をしていたシュナちゃんなの。
ペットショップで売れ残っていた感じで、少し大きくなっていた子。
大きくなっていたから、シュナらしさがもう出ていたのよ。
それがたまらなく可愛くて!

もちろん、夫と一緒にお店に行って相談しましたよ。
連れて帰りたくて、交渉したけどその時はダメで。

 

帰宅してからもしばらくゴネにゴネて、夫が「来週末にまだ居たらね」って言ってくれたけど(居ないだろうと思っていたでしょうね)、案の定、翌週行ったらもう居なかったのよね。

結局、次に見に行った時はもう新しいおウチが決まっていたようで、お店にその子はいなかったの。
すごく切なかったのを覚えています。

売れ残りって言ったら可哀想だけど、3万円くらいだったから、条件合えばすぐお迎えされちゃうよね。
私だってお小遣い握りしめて、「今すぐこの子を家族にしたいです!」
って言いたかったもん…

 

「居ないなら縁がないんだよ」と言われても、その子の事を忘れられる訳がなく
もう私の中ではシュナを迎えることが決定事項になって居たんですよねー。

諦められるはずがないのです

当然他のペットショップを見に行ったり、色々探すわけですよ。

私、こうと決めたら結構しつこいです(笑)
決定事項なんだから揺るがないと言うのかな。
なんとしてでも上手くいく方法を探すんですよね。

 

当時書いてたブログ(ナチュラルお掃除・オーガニック生活系)にも犬の事を書いたような…
で、もちろんシュナが好きすぎるから、シュナブログに遊びに行ったりしました。

誰のお友達の繋がりだったかまでは覚えていないけど
割とすぐに、ミニチュアシュナウザーをお迎えしたばかりの人に出会いました。

そのワンコのブリーダーさんを紹介してもらったら、たまたまルナが残っていたんです。
しかも、お迎えしたばかりの子とは腹違いの子。
余計に親近感わきますよねー。

そこから話はあっと言う間に進んで…

 

夫になんの相談もなしに、ワンコをお迎えする日が決まりました。

絶対に反対なんてさせるもんか。
何があってもこの子は私の家族になるんだ。
一度はOKしてくれた(はず)なんだから大丈夫!

って、夫の意見も聞かずに決めると言うね…(汗)

 

ジワジワと準備を進め、ケージやワンコ用のベッド、トイレシーツなどの、新しくワンコをお迎えする為のセットみたいなのをコソコソと買い揃えていったのです。
抜かりありませんよ。

そしてお迎え当日

長女ワンコ(ルナ)は飛行機に乗って、羽田空港までやってきました。

ワンコって、貨物扱いなのよね。
公共交通機関に愛犬を乗せるための事にも書いているのでご参照ください
なので、貨物のターミナルまでお迎えに行った私。
小さなカゴにちょこんと入った黒いおはぎみたいなルナを受け取った時は、キュンとしたなぁ。

生後3ヶ月ちょっとで飛行機に乗って来たんだもんなぁ。

 

今考えたら飛行機での移動は無謀な事だったと思います。

そこからさらに車で2時間くらい揺られて我が家に来てくれたルナ。
もう、ルナの頑張りに感謝ですよ。

しばらくは人にも家にも慣れる時間が必要だから、ケージに入れて様子を見ましょう。

みたいな本に書いてある事を律儀に守る事はできなかったね。
可愛すぎで、すぐ抱っこしちゃったw
帰りの車の中ではずっと膝の上に抱っこだったもんね。

 

今考えるとそのまま抱っこは危ない事なんだけど…

小さなカゴで、クッションもない、温もりもない数時間を過ごしたワンコの事を思うと、せめて膝の上で抱っこして、安心感を与えてあげたいな。
という思いもあり、膝の上でのんびりと、途中休憩しつつ自宅に向かいました。

何も知らない夫がいよいよ帰宅

部屋にあるケージ。
中にいるワンコを見て…

当然怒ります。

「返して来なさい。冷静によく考えてみて?」

その日、それ以上話す事はなかったですね。

 

1度OK出したのは夫ですからね。
返すとか、物じゃないんですよ。
私はいろんな覚悟を決めて連れて来たわけですし。

何より、うちにやって来たワンコにはなんの非もない。
可愛い赤ちゃんなんですもの。

ま。ここまでの強硬手段に出られたのには色んな理由もあるんですけどねー。

 

夫は翌朝まだ怒ってたけど、おはようも行ってきますも言ってくれた。
「実家に戻って良く考えな!」
って言われましたけどね…。

怒ってて帰らされた訳ではなくて、実家に急遽帰らないといけない用事ができちゃったからなんですよ。

実家に連れて帰った

実家ではルナはみんなのアイドルでした♪

特にシュナ好きのお母さんは「私が飼いたいくらいだよ」って言ってくれてたから、連れて帰ったら大喜び!
妹なんて、夜勝手にケージからルナを出して布団で一緒に寝てるし(笑)

さすが我が実家。

どうしてもダメなら私の母が育てる。
一時的にでも預かってくれる。
と言うのが可能な状態でもあったんです。

 

もちろん、99%そうはならない。
うちの子として迎えられる。って思ってましたけどね♪

(赤ちゃんだったルナの写真。懐かしい。)

 

まぁ、実家に一泊したので、お互い冷静になって「私が全ての面倒(金銭的にも)をみる」と言う事で落ち着いたんですよね。
全部って言っても一緒に居たらトイレとかご飯とかも面倒みてくれるし、むしろ夫がルナにメロメロになりましたけどね(笑)

 

ははは。
無謀な事でしょう?
「一度はOKしたじゃないか」と言うのがあったし、夫は猫派だけど犬も好きなのが分かって居たからできた事。
そして、私が一度決めたら揺るがないのも夫は分かっているからね。

あくまで我が家の状況なので、真似したら下手すると家庭崩壊しますよ。

ワンコが不幸になるのだけは避けたいですからね。
よーく考えて、家族の同意を得てからにしましょう。

そこから14年

ルナは13歳目前にして病気で亡くなってしまいました。
そこまでよく生きられたな。
と思う大きな病気なんかもありましたし、最後は寝たきり状態になったし、大変な事もたくさんありましたけどね。

こんなに早く看とる事になるとは思いもしなかったので、居なくなった事が信じられないし、寂しすぎました。

だって、ルナのおかげで今の我が家があるんですもの。

 

私と夫の夫婦仲は、多分ルナが来なかったら悪くなってた可能性があるんですよね。
冒頭でも書いたけど、一人で家にいるのが寂しかった私。

実は私、夫の実家に行かない日は、一日中ネット漬け。
ゲームにアニメに、チャットに。
新婚なのに、家事だっておろそかになるほどに、のめり込んだ先がネットの世界だったんですよね。

夫婦仲が悪い訳ではなかった、と思ってはいたけどね。

 

ワンコが来た事で、割と健全な生活に戻った。
と言う感じです…

そして、共通の可愛い子。ルナがいる事で、夫との会話も増えて、まぁ夫婦仲が悪くならずに済んだわけです。
ルナを通じて、色々な出会いも、お出かけのきっかけもできましたからね♪

そんな風に始まった多頭飼い生活

おかげさまで、今じゃ4ワンコ目となる、ぼたんが仲間入りしてますよ(笑)

夫の方がメロメロで、乗り気なんじゃないかな。
その後のワンコたちは、全員夫が気に入ってくれた子たちばかりですからね。
夫の同意を得る、どころか、夫がどうする?と提案して来た。
って感じですもの。

ルナのおかげで今とっても恵まれた生活をしています。

 

私はこうやって行動を起こして、自分が欲しいワンコと環境を手に入れちゃったけど、通常は真似しちゃダメですよ。
ワンコをお迎えする為には、家族全員の合意がないとワンコが不幸になります。

ウチの場合は特殊なんですから…

そんな、なんの参考にもならないブログ記事を書いてしまった(笑)

 

ちなみに。
夫は猫派、なのは知っていたけど、実家でワンコと暮らしてた。
そして、そのワンコを可愛がっているのも、随分と甘かったのも知っていたから実行に移したわけですよ。

さらに言えば、ちょこちょこと一緒にペットショップに立ち寄る。
と言う事をして反応を見ていたし、一度は同意を得たのでね。

事前に色々アピールしていたから、私の行動に驚いたとは思うけど、最終的にOK出してくれる事になったわけですよねー。

 

ワンコを家に迎えると言う覚悟

強硬手段に出ちゃった私が言うのもナンですが。
ワンコは1つの命なんですよ。

家族に迎えると決めたからには、最後まで責任持つのが人ってもんです。
愛情を与えるのはもちろんの事、躾も病気に対する対応も、全て最後までやらないといけませんね。

 

吠える、噛む…思っていた生活と違う…
そんな理由で捨てる人がいると聞いた時は、腹しか立たなかったです。
そこはトレーニングでどうにかなるの!

思ったより大きくなってしまった。mixなら予想と違う子になった。
そんな理由もあるようですけどね。

命を粗末にする事は絶対にやってはいけない事なのですから。

 

ペットショップで小さい子供が「小さいワンチャン欲しいー!」
って言ってるのを見かけると

「ワンコはいつまでも小さくはありません。すぐに大きくなっちゃって、あなたの手には負えなくなるかもしれないのよ。病気になるかもしれないし、いつまで生きてくれるか分からないんだからね」

そう言ってあげたくなる私でした。